朝勤行 夢見心地に坐すわれの 頬をなでるは仏の息吹
照滴052
本文
朝勤行 夢見心地に坐すわれの 頬をなでるは仏の息吹
形式
#短歌
カテゴリ
#9.日常・生活
ラベル
#修行 #仏 #日常 #朝
キーワード
#勤行 #夢見心地 #坐禅 #仏の息 #頬 #息吹
要点
日常の勤行の中で感じる仏の存在、心安らぐ体験。
現代語訳
朝の勤行で夢見心地で座っていると、頬を撫でる風は仏の息吹のようだ。
注釈
朝勤行:僧侶の朝の日課の勤行
仏の息吹:仏の慈悲や存在を象徴
解説
日常生活の中での修行や信仰の体験を描写。小さな感覚にも仏の存在を感じられる心象。
深掘り_嵯峨
日常の修行と神秘的な体験の融合を詠んでいます。「朝勤行(あさごんぎょう)」という日々の儀式の中で、「夢見心地」(深い集中)の境地に入ったとき、仏の慈悲や真理の力が「頬をなでる」という身体的な感覚を伴って顕現したことを表しています。これは、感覚を超えた真理が、五感に近い形で慈悲深く触れてくるという、親密な信仰体験を詩的に描写しています。